Y1259

笹穂槍 銘 法城寺越前守橘正照

新刀 江戸時代前期(天和頃/1681~) 武州
刃長(区上)7.83cm 刃長(塩首上)9.15cm 茎長 24.9cm 総長 34.05cm 元幅(区) 21.8mm  重ね(区) 9.5mm 重ね(塩首) 13.3mm 白鞘総長 54.0cm

『法城寺越前守橘正照』は本国但馬、正弘と同族で江戸赤坂に住した。のちに上京して二代伊賀守金道に学び、越前守を受領して茎に菊花紋を切ることを許された。天和~元禄(1681~1703)頃の活躍期でのちに佐竹家の御用を勤め出羽秋田に於いても作刀している。
 この笹穂形の直槍は籠槍又は室内用護身を念頭に於いた手槍として需められ制作されたのであろう。両鎬が高く肉置き豊かで八角の塩首短く、刃区が張り穂先も併せて張りごころ。上研ぎが施され、上質な白鞘に収まる優品。
刀身拡大写真) 白鞘入り。
参考文献:
石井昌国、本間薫山『日本刀大鑑』雄山閣、昭和五十年