無銘 古金工
丸形、山銅地、磨地、焼手腐らし、地透、角耳小肉
縦 80.4mm 横 80.0mm 重ね 3.8mm (切羽台) 2.9mm (耳)
特別保存刀装具鑑定書
大丸形の山銅地鐔。切羽台を中心に輪車を陰透し、太い輪には桜花唐草が象嵌されて焼手腐らしの手法で色揚げされている。中高の切羽台から耳に向かいしだいに薄く肉置きされている。
古金工の呼称は、室町時代以前の作で銘を残さなかった金工達の総称。
室町時代