G22803(S2711) 刀 銘 濃州住栗山兼明作之 350,000円
現代刀 (昭和初期) 美濃
刃長65.8cm 反り1.8cm 元幅31.4mm 元重8.1mm 先幅21.5cm
剣形:鎬造り、庵棟、重ね厚く、平地広く、先反りついて切先延びる。(刀身拡大写真
鍛肌:板目肌よく練れて詰み、鎬地柾目肌。
刃紋:互の目乱れに尖り刃交え、小沸よく絡んで匂深く足入り、砂流しさらさらと流れ、刃明るく冴える。
中心:生ぶ。鑢目鷹の羽。茎刃上がり栗尻張る。目釘孔一個。掃表にやや大振りの長銘がある。
帽子:乱れこんで小丸に返る。
俗名を栗山健次郎。明治二十一年十二月、岐阜県加茂郡加治田村に生まれる。渡辺兼永の門人。昭和四十一年八月没。本作は昭和初期ごろの作で六十年以上前の古研ぎで一部に轢跡や若干黒みがかった場所があるものの、総体健全無傷で地刃ともに明るく冴えていて作位の高い打刀。
銅はばき、白鞘入り。