| A21153(S7107) 刀 銘 源直重 附)朱塗鞘打刀拵 | 保存刀剣 | 695,000円 | |
| 新々刀 江戸時代末期(元治・1864年頃) 信濃 刃長71.6cm 反り1.2cm 元幅32.4mm 元厚7.8mm 先幅22.4mm |
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| 剣形:鎬造り、庵棟。身幅広く、重ねが厚く、鎬筋が立ち、先の身幅が広く中峰伸びる。(刀身拡大写真) 鍛肌:地肌小板目肌よく詰んで強く冴えて地沸が沸き、処々に流れ肌交じる。 刃紋:浅く低く焼きだして広狭ある互の目に背の高い尖り刃交え、一部に跳び焼きがあり、諸所に棟焼きがある。刃中に太い沸足が入り、太い沸筋が絡んで処々に砂流しが流れる。 中心:生ぶ。鑢目は大筋違いに化粧。栗尻。目釘孔壱個。履表棟より上方に小振りの三字銘「源直重」とある。 帽子:表は湾れて中丸となり、裏は乱れこんで同じく中丸。返りは深く焼き下げて棟焼きとなる。 源直重は元治頃、三島姓を名乗り「信州住直重」などと銘を切るとある。江戸後期の信濃国は河村姓を名乗る浜部眠竜子寿隆を初め門人の山浦真雄、源清麿に代表される新々刀期屈指の名工を輩出した地で知られる。多くは武州や上総、出羽などに赴き作刀に励んでいる。表題の刀は弐尺参寸六分と寸が延びて重ねが厚く平地が広い造り込みで、さらに反りがやや浅めに付いて中切先が延びるなど幕末頃にまま見受けられる典型的な打刀の姿をしており、刃、棟区とも深々としてどっしりとした体躯が印象的。古研であることが幸いして、健全で姿の良い打刀。 地金は板目肌が良く詰んで地沸が沸き出でて、刃中には沸足が入り、それを遮るように太い沸筋が絡み、砂流しが流れるなど見所が豊かで匂口の冴えている点も見逃せない。さらには茎の仕立てが上手で、手腕の高さが見てとれる。今回のご紹介にあたり、はばきが欠損していたので新規に製作した。 附帯の朱鞘打刀拵は雨龍図南蛮鍔、縁は赤銅地に片切彫の牡丹図。頭は黒水牛(若干の蟲食跡あり)。尚武の気風を健全に今に伝える豪壮硬派なる打刀。生ぶの品ではあるが、保存の状態は良好かつ、現状で十分鑑賞できるもので、さらには下地の良い状態なので将来仕上げをして更なる働きを堪能するのも宜しいでしょう。 銀無垢はばき、白鞘入り(古鞘)。 |
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