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Tokugawa art
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N90957(T5526)
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短刀 銘 吉光 附)黒漆菜種塗鞘合口拵
古刀 室町時代後期 (永正頃/1504~) 土佐
刃長 21.7cm 無反り 元幅 18.9mm 元厚 9.8mm
保存刀剣鑑定書
附)
黒漆菜種塗鞘合口拵
剣形:平造り、三つ棟。頃合の寸法、元重ね頗る厚くつき先重ねもなお厚くついた豊かな肉置きに、ふくら枯れごころの刺突を念頭においた所謂、鎧通しの短刀。(
刀身拡大写真
)
鍛肌:地鉄やや青く沈み、板目肌に杢目交え肌立ち、刃寄り・棟寄り流れ柾がかる。
刃文:ごく短く焼きだし大互の目の腰刃を焼き、小沸出来の中直刃に小乱れ、鼠足、ほつれる刃などを交える。
帽子:表は焼詰めごころ、裏は大丸に返る。
茎:生ぶ、目釘孔壱個。茎長く刃側を削いで茎尻細くなり栗尻に結ぶ。切鑢目、棟方小肉つきここにも切鑢目がある。目釘孔下方には細鏨で大振りの二字銘『吉光』がある。
土佐の『吉光』は鎌倉時代の徳治頃(1306~)、大和国手掻派の『五郎左衛門尉吉光』が土佐の
長岡郡蒲原
(現在の高知県南国市岡豊町蒲原)に移住したという。
以降、暦応頃(1338~)の二代、康安頃(1361~)の三代、応永頃(1394~)の四代、康正頃(1455~)の五代、文明頃(1469~)の六代、永正頃(1504~)の七代と鎌倉時代から室町時代をつうじて鍛刀した。
表題の短刀は永正頃(1504~)『孫左衛門吉光』の作。太刀、打刀は希有ながら、頃合の寸法の短刀を慧眼することがある。重ねが非常に厚く異風な三角形となり、無反りでふくらの枯れる体躯は刺突を念頭に於いた所謂『鎧通し』。非常に肉付厚く堂々とし、打刀の添差しとした実利を念頭に於いて掌の収まりに好都合な柄なりに配慮した尻を窄めた長めの茎形をしている。
附)
黒漆菜種塗鞘合口短刀拵
(
拵全体写真
表
・
拵全体写真
裏
・
刀装具各部写真
)
目貫:桐紋散笠目貫
小柄:桐紋散図
丸に四つ目菱紋金着一重はばき、白鞘付属
参考文献:
本間薫山・石井昌国『日本刀銘鑑』 雄山閣 昭和五十年
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