0
刀剣徳川 Tokugawa Art
<< 戻る
G9201(T3721)
+運賃
短刀 銘 尾州住政秀
新々刀 江戸時代末期(慶應頃/1865~)尾張
刃長28.0cm 無反り 元幅30.8mm 元厚7.8mm
特別保存刀剣鑑定書
剣形:平造り、三ツ棟。元身幅広く重ね厚くつき先重ねも重厚でふくら豊かに重厚な手持ち。(
刀身拡大写真
)
彫物:腰元には欄間透かし、三鈷剣の彫物がある。
鍛肌:柾目肌顕著に、地沸付き柾目に呼応した地景がある。
刃紋:中直刃の刃縁に沸が帯状に厚く積もりここに砂流し・沸筋かかる。刃中沸匂深くついて明るい。
帽子:焼刃の高い刃文は掃きかけて先小丸となり、返り深く留まる。
中心:生ぶ。鑢目は切。棟肉平でここにも切鑢目がある。刃上がり茎尻。目釘孔一個。表には『尾州住政秀』の五字銘がある。
『政秀』は名を『斉藤政秀』、八代『政常』の高弟。名古屋練屋町(現、名古屋市中区丸の内二丁目・錦三丁目)に住み、晩年は前津七本松(同中区千代田三丁目)に移住した。柾目鍛えを得意とし短刀の名手である。文化十四年から、安政五年、慶應年紀、明治二、三年の年紀がある。明治五年歿。
『尾州住政秀』、『尾張国政秀』、『尾州名府住政秀』や『美濃守藤原政秀作 於神府五十鈴川以神鍛之 弘化乙巳二月吉日』と受領銘を記したものや、『相模守政常入道九世孫』と出自を刻した短刀がある。
この短刀は得意の柾目鍛えを遺憾なく実力を発揮して出来が良い。三鈷剣は仏法を守護し人々を災いや迷いから救ってくださる不動明王の化身であった。
金着せ一重はばき、白鞘入
参考資料
本間薫山、石井昌国『日本刀銘鑑』雄山閣、昭和五十年
岩田與『尾張刀工譜』名古屋市教育委員会、昭和五十九年
!
スマートフォンモード
To create online store ShopFactory eCommerce software was used.
0
日本語 (Japanese)
English (English US)