四方手図
脇後藤
無銘、赤銅地、容彫、金銀色絵
40.8mm x 16.0mm 5.5mm 厚 4㌘
40.8mm x 17.8mm 5.2mm 厚 4㌘
保存刀装具鑑定書
『四方手』は鞍の前輪 と後輪 の左右の4か所につけた金物の輪を入れたひものことで、胸繋と尻繋 を留めるための馬具。
漆黒の赤銅地の地板を薄く圧し出し丸味を帯びた大振りな馬具図には優雅な意匠で金・銀の色絵が施されてされている。鑞付の剥がれ少ない脇後藤の作である。江戸時代、山城