T294780(W5081)

脇差 無銘 宇多

入門好適品

古刀 室町時代末期(永正頃/約500年前) 越中
刃長45.8cm 反り1.2cm 元幅29.7mm 重ね7.0mm 先幅20.4mm

保存刀剣鑑定書

 

剣形:鎬造り、庵棟、反り浅めで、元身幅広く、先に行ってもなお身幅広く中峰延びる。
鍛肌:板目肌たち、柾目流れるところあり、鎬地は柾目肌。
刃紋:湾れを主調に、小の互の目、尖り刃、ほつれる刃など交え、互の目の匂い足が頗る良く入る。刃縁には小沸が良くついて刃中匂い深い。処々に湯走りが平地に浮かぶ。
帽子:乱れ込んで先掃きかける。
茎:生ぶ、目釘孔一個。鑢目は勝手下がり、栗尻。
宇多一門は大和国宇多郡より移住した一門で初代国房は則重の門人と伝える。鎬筋が高く、棟に向って肉を削いで、平地には肉が豊かに付いた強固な姿をしており、鉄(くろがね)底に黒みがあり、表面やや白けた鍛目が流れる特徴がある。本作は後代時代永正ごろの北陸鍛冶の特徴が顕著であることから宇多と究められた。佩表鎬地に縦鍛割があるものの、元に踏張りがあり、生ぶ無銘の元姿をとどめている。
時代銅祐乗はばき、白鞘入。