Tuba2497a

Iron irregular shape openwork tsuba

"Sugawaradenju tenaraikagami" from Kabuki program Openwork motif

Pine, Apricot and Cherry blossom

Openwork, polished surface, Nikubori-style carving, Kebori-carving, Rounded contour Mimi edge

Signed :  Kazunari

Naruki Kazuhiko (Issei/Kazunari) (Nakatsugawa-city Intangible Cultural Asset)

87.0 x 83.7 mm Seppa-dai 5.0 mm thick

成木一彦氏は、昭和6年9月10日(1931)、岐阜県中津川市に生まれた。同35年(1960)頃、鐔の研究・試作をはじめ高橋介州氏に師事。同氏は長年にわたり、尾張・赤坂・金山鐔などの鉄鐔の復元を試み、自ら材料の砂鉄を全国各地から集め、自家製たたら製鉄によってその古雅な地鉄の再現に努めた。鉄地の表面処理の焼手腐らかし技法の復活にも挑戦し独自の鉄鐔の世界を展開している。胞山県立自然公園近くに居住し、号を胞山という。一成、一成造などの銘をみる。
昭和56年7月16日(1831)、中津川市の無形文化財保持者に認定、同61年(1986)に黄綬褒章を受章。平成21年(2009)、公益財団法人日本美術刀剣保存協会より無鑑査に認定された鐔の名工である。
精緻に鍛えられた鉄地は美しく輝き、菊花形に肉彫された耳は漆黒の耀きを放つ。繊細な毛彫りを施して碁石形の肉置きがなされた本作は赤坂鐔に範を求めたもの。歌舞伎の『菅原伝授手習鑑』に登場する人物(松王丸、梅王丸、桜丸)に因んだ松、梅、桜を配した粋な画題である。